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2024/04/08

名古屋と、蒲郡に行った日のこと。

ふと思い立った。
始発で愛知に行こう、と。

新幹線自由席の良いところは、どの時間のどの新幹線に飛び乗っても良いことだ。私はジョルダンで検索をかけ、初めて最寄り駅の始発に乗った。

外はまだ暗く寒い。顔にひんやりとした風を浴びながら駅へ向かう。
始発20分前にも関わらず駅は明るく、改札に入ることができた。

私の知らないところで、こんなにも人々はひっきりなしに移動するらしい。
車通りも、始発を待つ人も、早朝の列車を共にする人も、自分が思っていたよりずっと多かった。

いつもは見ない行先表示や、閑散としたホーム、まだ暗い外にワクワクした。
慣れない都会をスマホ片手に戸惑いながらうろつくことさえ楽しく思えた。

朝、名古屋でモーニングを頂いた。
シンプルなトーストと墨の香るコーヒーに舌鼓を打つ。苦味がありながらも喉をすっと通るコーヒーには感動した。ミルクなど要らなかった。



それからすぐ名古屋を後にし、ずっと行きたかった蒲郡へ足を伸ばした。


蒲郡駅に降り立ってすぐ、海の香りがした。それもそのはず、駅から歩いてすぐに海があるのだ。
名鉄のホームも訪ねて小さな列車を見送った。蒲郡線でmanacaが使えないと知った時はびっくりしたなあ。


竹島までは駅から徒歩15分ほど。港と貝の多い砂浜と、それから山も臨める海──アカクラゲや鳶に戸惑いながら海沿いや竹島を歩いたあの時間は、言葉にできないものがある。
心から蒲郡に来てよかったと感じた。




竹島を散策していたら昼過ぎになっていたので、グーグルマップに載っていたうどん屋さんへ行ってみた。

席についてすぐ、メニューの表紙にあったアサリのうどんを注文した。
蒲郡がアサリで有名なことは小耳に挟んだことがあった。アサリたっぷり150g…これはたべなければ、と思ったのだ。


出てきたのは大きな鍋だった。小さな器に取って食べるものらしい。
喉越しの良いうどんとたっぷりの塩っ気の効いたスープが海を感じられて、良かった。この街が海の街であることを感じさせてくれた。

その後蒲郡駅に戻った私は、駅スタンプを集めに隣の三河三谷駅も訪ねてみた。














ああ、やはり三谷祭の三谷か、と、思った。
三谷祭(みやまつり)は、蒲郡で例年10月に行われる海の祭りである。「さんやまつり」と誤読した日が懐かしい。

こじんまりした駅だった。人はまばらだ。
改札には三谷温泉の大きな幕。時間があれば温泉も訪ねていたかなぁ、と思った。


次に行きたいのは竹島水族館、ファンタジー館、三谷温泉、ラグーナテンボス...

欲は尽きない。1日では到底足りなかった。
また訪ねたい。